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頭痛

 頭痛は、いろいろの病気の病状の一部として現れることが多いのですが、原因となるはっきりとした病気がないのに、慢性的に、くり返しおこるものもあります。代表的なものは片頭痛と筋緊張性頭痛です。

 筋緊張性頭痛は、ズキズキとした痛みではなく、頭を何かに締めつけられているような重い痛みです。ほとんど毎日のように痛み、痛む場所も一定していないのが普通です。多くは、肩や首筋のこりがいっしょにあります。

症状
 頭痛といっしょに、不安感、吐きけ、めまい、眠れない、食欲不振、集中力に欠ける、などの症状がおこります。一日のうちでは、夕方になって症状が悪化するのが普通です。

 偏頭痛は、突然、発作的に脈をうつようにズキズキ痛みだします。痛みの多くは頭の片側です。原因は脳血管の収縮に続く異常な拡張によるとされています。
 
 痛くなる数分から数時間前に、頭痛の前ぶれとして、だるい感じ、耳鳴り、めまい、味やにおいの異常感、ものが二重に見えたり、チカチカしたものが見えたりすることがあります。痛みといっしょに吐き気や嘔吐のあることもあります。痛みがはじまって、普通は一時間ぐらいで最高に痛くなり、4~16時間ぐらい続きます。

慢性頭痛の漢方治療
 漢方による頭痛の治療はそれぞれの頭痛原因を取り除く治療が行われ、特に偏頭痛と筋収縮性頭痛(緊張型頭痛)に適しています。
 漢方では風邪による頭痛を外感頭痛といい、体質などによる内因性の頭痛を内傷頭痛といいます。
 慢性頭痛は内傷頭痛に属し、次のようなタイプ(証)とその治療法があります。

気虚証・陽虚証の頭痛
 低血圧症や低体温症の方に多く見られ、体が弱く、特に胃腸の働きが弱い人の頭痛です。冷えに弱く疲れた時に頭痛が強くなり、息切れや倦怠感、食欲不振などを伴います。人参養栄湯や補中益気湯など胃腸を強くして体力をつける漢方薬を選んで治療します。

血虚証の頭痛
 貧血の傾向のある人の頭痛です。顔が蒼白い、生理不順、手足の冷えや、めまいや立ちくらみがしやすく、動悸や息切れがし、女性では月経が遅れたり出血が少なく、ひどい時には無月経となり、特に月経の前後に頭痛が起こりやすいなどの特徴があります。婦宝当帰膠、十全大補丸など血虚体質を改善する漢方薬を選んで治療します。

 冷えが強く冷たい風に当たると痛みが悪化するタイプには、川芎茶調散を併用します。胃弱で冷え性の人には呉茱萸湯、精神的なストレスで悪化しやすいタイプの方は加味逍遥散を併用して治療します

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瘀血証の頭痛
 血行障害による頭痛で、筋収縮性頭痛に特によく見られ、動脈硬化症、高血圧などの一部にも見られます。長く慢性的に続き、痛むところは常に一定しています。舌に紫色の点々や斑点があったり、口唇や舌が暗紅色、痔や静脈瘤、子宮筋腫、狭心症、脳梗塞などの血行障害を伴うこともあります。

 血液をサラサラにしてスムーズに流れるようにする冠元顆粒などの丹参を含んだ生薬製剤や血府逐瘀湯など活血化瘀の漢方薬を選んで治療します。

痰濁証の頭痛
 むくみが出やすいなど、水分代謝が悪い体質があって頭が重く痛むものをいいます。主に胃腸が弱い人に見られます。半夏白朮天麻湯、竹茹温胆湯(星火温胆湯)を用いて、水分の代謝を改善することで治療します。

肝陽上亢証の頭痛
 精神的な興奮に伴う頭痛で、痛みの部位は左右、あるいは片側から頭頂部へ及びます。気分がイライラして怒りやすく、怒ると痛みが強くなります。めまいや頭のふらつき、高血圧、耳鳴り、不眠、顔面紅潮、目の充血、のぼせ感、口の中の苦味、舌の色の赤味が強いなどの症状があります。

 鎮静作用のある漢方薬を選んで治療します。繁用される処方は釣藤散、抑肝散などですが、目の充血や口の中の苦味など肝経の興奮症状が特に強い場合は竜胆瀉肝湯を用います。のぼせやほてりの強いタイプには知柏地黄丸、瀉火補腎丸などが用いられます。

漢方薬局からのアドバイス
 片頭痛などの慢性頭痛で悩まれている方は数多くいらっしゃいますが、そのほぼ全員と言っていいくらいの方が毎回、鎮痛剤でその場をしのいでいるだけで、頭痛体質そのものを治す方法があることをご存じないように思います。
 西洋医学では、頭痛が発生した後にその病理の違いから偏頭痛と緊張性頭痛を分けて治療しますが、漢方では原因に対処して頭痛の発生自体を防ぎます。

 頭痛で相談に来られる方で特に多いのが、血圧がやや低めで冷えに弱く、どちらかと言えば几帳面だったり責任感の強いタイプの方です。体質あるいは職業的に肩や首筋が凝りやすい方も多くいらっしゃいます。女性はこれに貧血傾向や低体温症、月経不順が加わるケースが多く見られます。
 漢方流に表現しますと、気血両虚証(気虚と血虚両方の体質を兼ね備えているタイプのこと)に瘀血証が重なった体質です。これは漢方薬で最も治療しやすいタイプと言えます。

 緊張性頭痛と偏頭痛は分けて解説されていますが、相談してみると日頃は緊張性頭痛があって、悪化すると偏頭痛の状態になるという両方の頭痛を持っているケースがよくあります。いずれの場合も頭部への血流障害が根本的な原因と推察され、漢方薬で血行を改善して体調が良くなるのにつれて頭痛の発生も減っていき最終的には完治します。

 病院の頭痛薬との飲み合わせはありませんから、漢方薬服用中に起こってしまった強い頭痛には取りあえず鎮痛剤を服用していただいて結構です。「頭痛持ち」とあきらめないで日頃から漢方薬を服用して頭痛体質そのものを改善してしまうことをお勧めします。

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