蕁麻疹(膨疹)

 

蕁麻疹
出没を繰り返す一過性の瘙痒を伴う紅斑、膨疹で数分~数時間持続し、消失するもの

慢性蕁麻疹

蕁麻疹の状態が一ヶ月以上繰り返しておこるもの
蕁麻疹はアレルギー性機序か非アレルギー機序かで発生が違いますので、調べる必要があります。店頭でも簡単な検査ができます。
蕁麻疹は尋常性蕁麻疹、物理性蕁麻疹、血管性蕁麻疹、接触性蕁麻疹に分類できます。

尋常性蕁麻疹
①皮疹、瘙痒を伴った紅斑が先行し、丘疹性膨疹となり、急激に増大して種々の大きさの不整形赤色膨疹となる。数分から数時間内に消滅し、もとの健康皮膚に復する
②皮疹は突然発生、出たり消えたり、繰り返し発作
③瘙痒は激しい
④全身症状:一般的に伴わない
⑤年齢と性:10歳代から30歳代までに多く、女性に多い
⑥症状は一ヶ月以上続くものを慢性蕁麻疹とする
物理性蕁麻疹
人工蕁麻疹・・皮膚表面に手で掻くと索状膨疹を生じる
寒冷性蕁麻疹・・冷たい空気、水など寒冷のものの刺激に生じる
温熱蕁麻疹・・・局所部に熱を受けてから生じる
コリン性蕁麻疹・・運動、緊張、イライラするとき、よく汗を伴う
日光性蕁麻疹・・日光の照射によって生じる
血管神経性浮腫(急性限局所皮膚浮腫)
えんどう豆大から手掌大までの浮腫を皮膚あるいは粘膜部に生ずる。唇と眼瞼に発する
色素性蕁麻疹
膨張を反復して生じているうちに、爪大までの形、卵円形の色素斑或いは小結節となる。機械的刺激により瘙痒性膨疹を生じる

漢方の治療は病因を探して排除、刺激物質を避けることです。病因は風・寒・熱・湿・にわけられ、それぞれ皮膚にあらわれる蕁麻疹の形、場所、痒み、色等で分類します。そして刺激物質に負けない素体、気血等を補うことが大切となってきます。
急性蕁麻疹の場合は蕁麻疹の色が赤いか白いか、胃腸の具合によって清営顆粒、涼解楽、桂麻各半湯、五行草、昌三仙等を用います。
慢性蕁麻疹は急性蕁麻疹のような麻疹の色、形の症状のほかに、患者さんの状態をみて栄衛不足、気血不足、衝任不足、脾胃不調らを補うことが大切となります。衛益顆粒、杞菊地黄丸、亀鹿仙、勝湿顆粒、麦味参顆粒等を急性蕁麻疹の処方にプラスします