乾燥肌その①

アトピーとか皮膚炎を治していくと、本来の肌質が乾燥している方が多く見られます。この肌質を改善して肌のバリア機能を高めてあげることが、皮膚炎が再発しないためにも重要です。
中医学では、乾燥肌の原因を4つにわけて考えています。
①貧血による乾燥肌
貧血のことを中医学では「血虚」といい、一般の貧血よりもさらに広い意味をもっています。立ちくらみ、顔色が悪い、疲れやすい、爪が割れるなどの症状があれば、血液検査で貧血と診断されなくても血虚とみなされます。簡単に言えば、血が多い、少ないに関わらず、血、本来の働きをしているか、できてないか、ということです。血虚による乾燥肌は、血液の栄養状態が悪いために、皮膚が十分に滋養されずカサカサに乾燥するものです。栄養が足りず皮膚がうすいため、洗剤負けして手湿疹ができたりします。
貧血の状態なので疲れやすく、血色が悪く、唇や舌の色が白っぽい、健忘症、不眠、冷え症などの症状をともなうことが多いです。女性では、月経前後に頭痛が起こることがあります。その他、動悸や息切れを起こしたり、立ちくらみ、爪が割れやすい、爪が凹凸になる、髪が細く弱く、枝毛や抜け毛が多くなるなどの症状がみられることもあります。
治療法
増血が必要です。鉄分の多い食事(黒い食材、赤い食材)をとり、適度な運動をし、夜更かししないことが重要です。漢方薬では、十全大補湯、婦宝当帰コウ、参茸補血丸等を用います。

②血行不良による乾燥肌
血行障害による皮膚の乾燥です。血行障害によって血液が滞ることを「瘀血」といいます。
精神的なストレスが長く続いたり、暴飲暴食、夜更かし、タバコ、冷え症、運動不足、血虚等が原因となって血行不良や瘀血が起きます。このため、皮膚に十分な栄養が届けられず、老廃物も停滞しますので、肌が荒れてカサカサになっていきます。肌の色はくすんで艶がなく、目のまわりや唇、舌などが黒ずみます。あるいは舌にチョコレート色の斑点があらわれます。また細い毛細血管がクモのように皮膚の表面にあらわれます。女性では月経不順、月経痛、子宮筋腫、子宮内膜症、不正出血、不妊症、PMS(月経前症候群)などの障害をともなうことがしばしばです。
治療法
一番に食生活の改善をします。血行をよくするネギの仲間の野菜、緑黄色野菜を多くとり、肉食は少なめにし、イワシ、アジ、サンマ、サバ、マグロなどの背中の青い魚をおおくとります。生活面では適度の運動、タバコは止めて、早寝に心がけてください。精神面ではストレスの発散を工夫しましょう。
漢方薬では、冠元顆粒、キュウキイン、血府逐瘀湯、セッショイン等を用います

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