成人アトピーの治し方

成人は、乳幼児にはとくに皮膚の症状はなかったのに、二十歳代の前後など、かなり成長してからアレルギー性の慢性湿疹があらわれるケースです。
すでに胃腸(脾)の働きはほぼ健全であることが多く、就職などによって精神的なストレスが強まったり、独り暮らしをはじめたために、食事が肉食に片寄ったり、甘いものの飲食、インスタント、冷凍物、ファーストフードが多い、飲酒や喫煙が過度になる、睡眠時間が不足する、疲労がたまる、部屋の掃除が十分でない等々の生活習慣や生活環境の悪化があり、アレルゲンの過剰な摂取が起こったり、副腎の機能が低下するなどの原因が考えられます。
このような状況は中医学では「腎虚」の症状であり、もともと呼吸器系が弱い素因などといっしょになって「肺腎両虚」となり、皮膚に湿疹が生じたものであろうと考えられます。
実際に成人型アトピーの場合は、体質改善の目的で「肺腎双補」(肺と腎の両方を補う)の作用のある八仙丸を使用します。

ただ、最初は皮膚の炎症による乾燥やただれ、かゆみ、熱感などを沈静しなくてはなりませんので、清熱解毒、清熱涼血、清熱利湿、養血潤燥等の漢方薬を皮膚の症状をみながら処方していきます。また、症状だけでなく、ときに季節のさまざまな気象の変化を考えながら、他の症状を併用する場合がすくなくありません。このような処方や薬剤の選択の問題は、治療の場で、中医学の専門、特に皮膚科領域を専門にしている薬剤師にご相談ください。

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