不妊症の漢方療法

不妊治療の理想は自然妊娠です。質の良い卵子は受精卵へとつながり、質の良い受精卵は着床、妊娠へとつながります。゛卵をつくり、育てる力”が女性にはありますが、残念ながらその力には個人差があります。子宮内膜も同じです。大切なのは個々の妊娠できる力を最大限に発揮できるような環境にしてあげることです。この環境つくりに力を発揮するのが妊娠から出産までを見据えたからだづくりを行う漢方療法です。人工授精、体外受精や不育症などを含むすべての不妊治療の基礎療法と位置付けられます。
なぜ?赤ちゃんにめぐまれないの??
赤ちゃんに恵まれない主な原因は次の3点です
①年齢による機能低下
一般的な女性の妊孕(ニンヨウ)期間は16~45歳までと考えられています。その間、子宮や卵巣などは加齢によって変化するため、特に35歳以降は妊孕性(妊娠しやすさ)が著しく低下していき、45歳以上の場合は皆無に近くなります。
②妊娠しにくい状態
卵巣機能は様々な環境の変化や体調などの影響を受けて変動しています。睡眠不足や仕事の疲れ、人間関係のストレス、環境の変化、不安や緊張、憂うつなどがある場合、あなたのからだは妊娠に好ましくない状況と判断され、母性保護の自衛反応が作動し、自律神経やホルモンが自分のからだを妊娠しにくい状態にコントロールしてしまします。本来は妊娠できるからだなのに、このように妊娠しにくい状態にコントロールされているケースは少なくありません
③婦人科の病気や症状
高プロラクチン血しょう、多嚢胞性卵巣、子宮内膜症、筋腫など婦人科の病気や症状も不妊の大きな原因になります。
 不妊の漢方薬
漢方による不妊治療は妊娠に好ましくない因子や弱い因子を改善して妊娠に好ましい状況へと変化をもたらし、本来女性が持っている妊娠できるからだへと導く方法です。したがって、年齢、体質、不妊歴、検査値などのさまざまな条件によって治療内容もかわってくるため、適切な漢方薬の選定が重要になります。
不妊治療の代表的は漢方薬は次の通りです。
柴胡疎肝湯、療法調律、逍遥散、炒麦芽などの「疎肝理気剤」 冠元顆粒、桂枝茯苓丸などの「活血化瘀剤」 婦宝当帰膠、十全大補湯などの「補気補血剤」 鹿茸大補湯や参茸補血丸などの「補精益血剤」 杞菊地黄丸などの「補血補陰剤」など。一人ひとりのからだに合わせてこれらを適宜、組み合わせて用います。
妊娠することは不妊治療のスタートです。赤ちゃんを出産し、ママとなり、パパとなり、育児をするゴールをあなたにあった適切な漢方療法で目指しませんか?

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