卵巣機能の指標(AMHとFSH)

AMH・・・抗ミュラー管ホルモン
卵巣予備能力を測定する検査で、発育卵胞(生まれつき持っている原始卵胞から少し発育した卵胞)から分泌されるホルモンで、この数値が少ないということは、つまり発育卵胞が少ないということであり、今後排卵される卵子も少ないだろうと予測します。
ただAMHの数値の基準には統一性がなく、測定法も標準化されていないので、病院ごとに基準が違い、現段階では他の検査データーとあわせて、体外受精の排卵誘発法を決定しています。(数値の低い方はロング法は適していない)。
このようにAMHは卵巣年齢を測定しているので、参考には確かになりますが、前の投稿にも記載しましたようにゼロに近い方でも、妊娠や採卵できた例もあるように、最近ではAMHを指標にすることに疑問をいだく論文もでています。あくまでも指標の一つとして総合的に判断することが大切で、そこはやはり医師の力量、経験、勉強量によって差がでてくると言えます。

AMHが低いといわれた方の中医学での対応
卵巣機能が低下しているというわけなので、卵子の質を高める漢方を服用していただけれがいいわけです。卵の質を上げてあげるには、生命、生殖を司る「腎」を補うことが大切で、補腎薬を中心に考えます。補腎薬は腎陽、腎陰と種類もたくさんありますので、数値、体質、年齢に合わせた補腎薬を選びます。あとは卵巣内の血流をよくするために活血薬を大切です。
また腎を強化するには生活習慣も規則正しくすることが大切です。早寝に心がけ充分な睡眠時間をとることです。また腎にいいとされる黒ごま、黒キクラゲ、海藻類、貝類など黒い食べ物も積極的に摂取してください。