流産①

その1 流産の概論
流産は、妊娠反応が陽性で、子宮内に胎嚢または胎児が確認された後、その成長が停止した状態、つまり胎児が死亡した状態で、妊娠22週未満に妊娠停止のことをいいます。
自然流産率は、全妊娠の約10~15%にみられます

早期流産・・・12週未満の流産
後期流産・・・12~22週の流産
流産はほとんど早期ですが、後期流産は全流産の10%程度とされています

その2 流産の原因
受精卵の異常
染色体異常(早期流産の50~70%とされる)
遺伝子病がある
この場合、回避することは不可能
母親の問題
○子宮の異常・・黄体機能不全、子宮筋腫、子宮感染症、内分泌疾患(甲状腺機能低下etc)
○強いストレス、外傷などがある
父親の問題
○染色体・精子の異常
両親ともに問題
○免疫異常、血液型不適合

流産の危険因子
母体の年齢、流産回数、喫煙など

その3 流産の分類
1、進行流産
流産は開始し、子宮出血も増量している状態。性器出血、下腹部痛が増強し、妊娠の継続が不可能になった状態
2、稽留流産(出血がなくて子宮の内で成長がとまる)
胎芽、胎児が子宮内で死亡後、症状がなく子宮内にて停滞している状態
3、感染流産
性器感染を伴った流産。特に子宮内感染により流産が起こる場合
4、切迫性流産
流産が差し迫っている状態。出血あるいは下腹部痛が認められるが、胎児が生存している、あるいは生存の可能性があり、妊娠継続の可能性がある状態
5、化学流産
尿中妊娠反応陽性によって生化学的に妊娠成立と診断されるが、超音波検査では子宮内妊娠に特有な所見がみられないまま月経様の性器出血をみた場合
6、習慣流産