不妊とAMH

最近AMH(抗ミュラー管ホルモン)という検査を行うことが多くなってきました。AMHとは卵巣予備能を測定する検査と言われています。原始卵胞は思春期に20~30万個もあると言われ、その後月経の度に1000個の原始卵胞がなくなるといわれています。卵胞は排卵が可能な成熟卵胞に至るまで
原始卵胞→前胞状卵胞→胞状卵胞→成熟卵胞
の成長過程を経て排卵します。AMHはこの前胞状卵胞の過程で出ているホルモンなのでAMH値は卵子の残りの数、つまり卵巣の予備能力を示す数字といえます。

いままではFSH値をはかるのが指標でしたが(生理3日目で4~7mIU/mlが正常値)ホルモン剤を服用すると変化しますし、2倍くらい数値が高くても問題なく妊娠しているケースもありFSHを参考程度にしている病院も増えてきました。

ではAMHの数値がすべてでしょうか??

確かに参考にはなりますが、AMHが0に近いかたでも採卵、妊娠できるケースも報告されており、学会でもAMHの指標に疑問をもつ意見もあります。AMHを測定する意味は、AMHが低い場合は卵子の残りが少ないので、体外受精などの不妊治療ができる期間が少なくなる、または出来ないという指標になるということです。特にロング法など卵巣に負担のかかる採卵法は避けたほうがいいという指標になります。
ただ原始卵胞は閉経時でも約1000個はあるそうです。極端なことをいえば1個の成熟卵胞があれば妊娠できるわけです。つまり。やはりいままで私たち漢方がしていたように、卵の質を上げてあげれば良いと考えられます。

ただAMHは卵巣機能の目安になりますので、数値が低い場合は十分にそして強力に「補腎」してあげなくてはなりません。 「腎」は生命力と生殖力の源であり、 「腎」を補うことは若返りにつながる、つまり加齢による卵巣機能の低下を食い止め、改善してくれます。特に鹿茸 き亀板海馬等の動物性生薬は効果が期待できます。これら個々の状態、年齢に合わせた補腎薬に卵巣の血流をよくする活血薬、よい血液を補う補血薬等を合わせてあげれば、たとえAMH値が低くても自然妊娠可能です。現に当店でも実績をもっています。

あとは日常生活で 「腎」を強化するために、不規則な生活は避け、十分な睡眠をとることです。また 「腎」を強化する食材として黒ゴマ、黒キクラゲ、黒豆、海藻類等黒い食べ物を沢山摂ってください。