ホルモンバランスと妊娠力の関係

「肝、脾、腎」のバランスが妊娠力に影響する
西洋医学でいうホルモンバランスとは、漢方の考えでは「正常な生殖能力」のことをいいます。
漢方では体の機能を「肝、心、脾、肺、腎」の「五臓」に分け、それらのバランスが保たれているときが健康と考えます。五臓のなかでも生殖能力に関わるのは、おもに「肝、脾、腎」の3つ。これら3つは密接に関係し、ひとつでも働きが弱くなると、他の2つも乱れ、ホルモンバランスがくずれてしまいます。
まず肝は、体にうるおいや栄養を与える「血」を蓄える場所。自律神経や情緒の安定などもつかさどります。肝の働きが乱れると、心身を健康に保つのに大切なエネルギーなどの「巡り、通り」が悪くなり、十分な栄養が卵胞に行き届かず、育ちが悪くなったり、排卵が出来なくなったりします
 脾は、栄養を吸収して各臓器に送り養う働きをする場所です。胃腸などの消化器系の働きをつかさどります。生活習慣の影響を受けやすく、食生活などが乱れて脾が弱ると、卵胞や子宮内膜を育てる栄養が不足し、着床障害や流産を起こしやすくなることがあります
 腎は生殖器やホルモン、中枢神経などに関わる場所です。腎が衰えてくるのは35歳からといわれているので、35歳以上になると、卵巣機能が低下したり、質のよい卵胞が育たなくなったり、排卵がスムーズでなくなったりします。体質的に腎が弱い人は、この乱れがもっと早い年齢からあらわれます。

ホルモンバランスを乱す原因は?
肝、脾、腎のうち、先天的な体質や年齢と関係が深いのは、脾と腎。生まれつき胃腸が弱い人や腎の働きが低下している人、35歳以上の人は、体に栄養やうるおいを与える「血」や体を動かすエネルギーである「気」も不足しがち。そのため、もともとホルモンバランスが乱れやすくなっています。また、偏食や少食、無理なダイエットは脾にダメージを与えて胃腸の働きを低下させます。そしてエネルギーの消耗を早める冷えや夜更かしは、腎の働きを低下させてしまいます。
またホルモンバランスには自律神経や情緒の安定も必要です。情緒をつかさどるのは肝であり、過度なストレスを感じたり、睡眠不足になると、情緒が不安定になりイライラしやすくなり、肝の働きが乱れます。

妊娠力を下げないためには何に気をつけたらよいですか?
女性は毎月やってくる生理によって、漢方でいう「血」(体の各部に栄養とうるおいを与える、血液とその働きの総称)が消耗されるので、この「血」を補うことが、妊娠力低下を防ぐポイント。温野菜やスープ、鍋もの、なつめ、プルーン、ひじき、ほうれん草、黒豆、黒ごま、レバーなど、体を温め、「血」を補う食事や食材を。
また、ストレスを強く感じていると、「血」のめぐりも悪くなり、基礎体温が安定せずガタガタになったり、生理トラブルの原因に。どんなことでもいいので、一日の中で自分の好きなことをする時間を持ちましょう。また、卵子は夜に成長し、夜に排卵されるといわれるので、不規則な生活や、睡眠不足は妊娠力低下の大きな要因。理想は午後10時までにはベッドに入ることですが、むずかしければできるだけ早めの就寝を心がけ、6時間以上は睡眠をとるように。さらに、肥満ややせすぎも禁物。妊娠を希望するならばBMIは20~25程度に。さらにヨガやウォーキング、気功など、適度な運動を取り入れていきましょう。

妊娠力をキープするための漢方薬は?
経血量が急に増えてきた、生理痛を強く感じるようになったなど、生理トラブルがあるときは、まず婦人科での診察を受け、子宮筋腫や子宮内膜症などの病気の有無をチェックすることが大切です。目立ったトラブルはないけれど、妊娠力を高めたい、体全体の調子を高めたいというときは、漢方薬を上手に活用していきましょう。当店の所属する日本中医薬研究会の会員の漢方薬局では、体質や体調などを詳しく聞いたうえで、個人に合った漢方薬を選んでいます。
イライラしやすい人に
生理前や排卵前になると、イライラしやすくなる、疲れやストレスを感じると甘いものが欲しくなる
イスクラ婦宝当帰膠 イスクラ逍遙散
痛みを感じやすい人に
生理痛や肩こりを強く感じる、肌がどす黒くて、シミが多い、生理のときに血のかたまりがみられる人に
イスクラ冠元顆粒
冷えを感じる人に
体が冷えやすい、生理痛を強く感じる、経血の色が薄く、血のかたまりがみられる人に
イスクラ婦宝当帰膠
疲れやすい人に
やせ型で、めまい、疲れやすさを強く感じる。寝つきが悪い、下痢しやすい人に
イスクラ参茸補血丸 イスクラ参馬補腎丸 イスクラ健脾散


知多半島・半田の漢方薬局
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